蛭子ミコト:ブログ版second

主に食品添加物や食品衛生のことについて書いていくブログ

食品添加物について語るときの資料

2021年1月、初の共通テストの英語の問題で、食品添加物のことが危険性をあおるような感じで題材にされていましたが、食品添加物の昭和のあの時代についたイメージはなかなか消えてくれないものです。

食品添加物について語ることは色々できますが、今回は食品添加物について私がスライド作って話す時にどういったところを参照しているのかを紹介したいと思います。

 

基本

食品添加物協会 

https://www.jafaa.or.jp/

まずはここを読まないと。

正直、ここを読めば食品添加物について大概のことは書いてあります。

 

厚生労働省 食品添加物

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html

食品衛生法でも重要な位置づけにある食品添加物。法的なことやリストはこちらです。

 

食品衛生(監視)戦後史

http://www.saturn.dti.ne.jp/~sasai/sengosi.pdf

食品添加物というよりは食品衛生全般の資料ですが、戦後からしばらくは良くも悪くも添加物が目立った時代でもあります。こういった歴史があるから現在があることを認識することが大切だと思います。

 

FOOCOM

https://foocom.net/tag/additives/

食情報の消費者団体ですが、ここは最新事情を把握するのに役立ちます。過去記事をみていけば結構な知識がつきます。最近ページがリニューアルされ、添加物って項目でもリンク出来るのでそれを。

 

表示について

東京都 食品衛生の窓 食品添加物

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/shokuten/index.html

法的なことは、国よりも地方自治体の方がうまく情報を整理してくれています。

現在の表示も、リンク先に消費者庁の該当ページがちゃんとあったりします。

 

食品添加物の表示の経緯

食品添加物表示制度に関する検討会 | 消費者庁

この検討会の資料は見る価値あります。特に、食品添加物表示制度に関する検討会(第1回)資料2が推移とか定義とか諸外国の表示とか内容が盛りだくさんです。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/review_meeting_012_190416_0003.pdf

 

諸外国との比較

これも時々、不思議なくらい外国が少なくて日本が多いと言った論調の話を目にしますが、以下の資料をみたらそんなことはないということがわかります。(先ほどの消費者庁の資料も含みます)

 

添加物規制に関する国際比較

https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000727387.pdf

日本、アメリカ、コーデックスにおける規制の比較表です。

不定期に更新されるようなので、リンクが切れていたら、

「添加物規制に関する国際比較」で検索した方がいいです。

 

諸外国における食品添加物の規制等に関する調査報告書

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000046927.pdf

2014年の情報ですが、アメリカ&コーデックス以外にもEUやカナダ、中国など多くの国の情報があります。

 

安全性

株式会社ウエノフードテクノ

安全性はどのように評価・管理されているか|食品添加物の安全性|ウエノフードテクノ

これは、添加物メーカーの(株)ウエノフードテクノのページがわかりやすいです。

食品添加物協会と同様に、食品添加物の基本事項も充実しています。

 

 

ここまでいくつも紹介してきましたが、国&地方自治体、添加物協会や添加物製造会社と、ほとんどが公的・公式なところの情報だけになってます。

 

正確な情報を得ようとすると、こういうところからになります。

食品添加物の正確な知識は、まずは基本・基礎的なこれらあたりから読んで学んでほしいです。

 

…逆に、書籍から情報を得ようとするのは、あまりおすすめしません。

本屋・コンビニで売ってるような書籍は、知識がないと内容が妥当かどうか判断できないので、買わない方がマシなことが残念ながら圧倒的に多いです。